ハチに刺された時の対処方法
職場で呼ばれるときに意外と多いのがハチ刺され。夏になると特に多くなる印象です。
ほとんどが大事に至りませんが甘く見てはいけません。高い確率ではありませんが、命にかかわるような事態になることがあります。
ハチに刺された時の症状
・局所症状
局所(刺された所)の症状です。患部の痛み、腫れ、かゆみ、熱感がみられます。
局所症状のみで生命に関わるようなことはまずありません。約1週間ほどで改善します。
・全身症状
全身に起こる症状です。いわゆるアナフィラキシーショックと言われるような症状が出現します。この場合、生命に関わることもあるので侮ってはいけません。
じんましん、意識障害、呼吸困難、けいれんなどの症状が現れたら緊急事態です。すぐに救急車を呼びましょう。
全身症状はハチに刺されてから15分~30分以内に発症することが多いですが、1時間は様子を見た方が良いでしょう。
ハチに刺された場合の具体的対処法
1 刺された場所から離れる
ハチに刺されたらどこにハチがいるか、何匹いるか、ハチの巣がないか気になるところです。しかし、まずは速やかにその場所から離れ、さらなるハチ刺されを防ぎましょう。
2 針を抜く
患部にハチの針が残っている場合があります。残っているのが分かったらピンセットを使って抜きましょう。
3 刺された場所を水で流す
ハチの毒は水溶性なので、水で患部を洗い流しましょう。刺された所をつまみ毒液を外に絞り出すようなイメージで流すと良いです。
口で毒を吸うのはやってはいけません。毒が体内に入ってしまう可能性があります。
4 患部を冷やす
患部の痛みや腫れを抑えるために患部を保冷材や水で冷やしましょう。
5 1時間は経過観察
前述の全身症状が出る可能性があるので、1時間は安静にして経過を見るようにしましょう。
6 医療機関受診を
一般的には局所症状のみの場合、必ずしも医療機関受診しなくてはならないわけではありません。しかし、職場でハチに刺された場合には労災となる可能性があるため、医療機関を受診した方が良いでしょう。
ハチに刺されても慌てず騒がず。ただしアナフィラキシーショックを起こす可能性があるので、それだけは注意!
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