加熱式タバコとは?
現在、日本で売られている加熱式タバコには3種類あります。
- IQOS(日本たばこ)
- glo(ブリティッシュアメリカンタバコ)
- Ploom TECH(フィリップモリス)
加熱式タバコは文字通りタバコなのですが、中にはタバコという認識がない(喫煙である認識がない)人もいるようなのです。
タバコという認識がない結果、禁煙が指定されている場所で加熱式タバコを吸ってしまう喫煙者もいるとのことです。
加熱式タバコの定義は、
「たばこを燃焼せず、加熱してたばこの成分を吸引により喫煙し得る状態に製造された製造たばこ」をいう
とあります。
一般のタバコは燃焼させて吸うたばこ
加熱式タバコは加熱して吸うたばこ
方式が違うだけであってどちらもタバコに違いはないのです。
加熱式タバコも従来の紙巻きタバコと同じ「たばこ」の一種です。
ということは、加熱式タバコも体にとって有害です!
加熱式タバコの害
先ほど述べた通り、加熱式タバコはれっきとしたタバコなので従来の紙巻きタバコと同様の害をもたらします。
加熱式タバコには、
- 発がん性物質が含まれている
- ニコチンが含まれている
- 受動喫煙を引き起こす
というリスクがあるのです。
その結果、
- 癌にかかるリスクが高まる
- ニコチン依存症になりタバコをやめられない
- 周囲の人にも害をもたらす
これらの点においては紙巻きたばこと何ら変わりはないのです。
タバコ会社はこれらのリスクに関してはなるべく触れないようにして、上手に宣伝をしています。
さわやかな写真とともに加熱式タバコの説明があります。
燃焼による煙や副流煙が出ず、灰も出ないから、家族とくつろぎながら同じ時間を過ごせます。
加熱式タバコは燃焼ではなく加熱して吸うたばこなので煙、副流煙、灰が出ないだけなのに、あたかも有害物質が出ないと思わせるかの如くの表現をしています。
家族とくつろぎながら加熱式タバコを吸う。家族に受動喫煙をさせながら同じ時間を過ごす。 なかなか恐ろしい光景です。
あたかも携帯電話会社のような宣伝。そこには有害物質を友達に勧めているような雰囲気はまるでありません。
加熱式タバコは有害物質が少ない?
加熱式たばこの宣伝文句として紙巻きたばこよりも有害物質が少ないという話があります。
実際、加熱式たばこから発生するエアロゾルは紙巻きタバコよりも少ないというデータがあります。ただ、それは紙巻きタバコよりもリスクが少ないということ同じではありません。
また、加熱式タバコの方が紙巻きタバコよりも多く含まれている有害物質もあり、加熱式タバコが安全であるということは全く当てはまりませんし、紙巻きタバコよりも健康に良いというデータも現時点ではありません。
紙巻きタバコから加熱式たばこではなく「禁煙」を
紙巻きタバコから加熱式タバコに変える時の理由で、「紙巻きタバコよりも害が少ない」「周囲の人に害をあたえない」「タバコの本数を減らすため」「禁煙をするため」というものがあるようです。
加熱式タバコに変えたとしてもこれらを叶えることはできません。
紙巻きタバコから加熱式タバコに変えるのではなく、ここは思い切って「禁煙」に取り組みましょう。
加熱式タバコもダメですよ!
1日でも早く禁煙を!
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