WBGTとは暑さ指数のこと
WBGTは何の略?
WBGTとは暑さ指数を表すもので、高いと熱中症になりやすい。
WBGTについてはこれだけを覚えておけば間違いありません
もう少し詳しく知りたい人のために、
そもそも「WBGT」とは何の略なのでしょうか。
WBGTはWet-Bulb Globe Temperature の略で、これを日本語に訳すと湿球黒球温度と言います。
WBGTは湿球温度、黒球温度、乾球温度を測定し、それを計算式に当てはめて出されます。
WBGT(屋外)=湿球温度×0.7 + 黒球温度×0.2 + 乾球温度×0.1
WBGT(屋内)=湿球温度×0.7 + 黒球温度×0.2
この式を見ると湿球温度の比率が高くなっていることが分かります。
ここまでの説明は難しいような気がします。
もっと簡単に言えば、WBGTは温度と湿度から出されるような指標と言うことです
WBGTの値を測定して熱中症リスクを評価しましょう。
WBGTが高いということは、高温多湿で熱中症にかかるリスクが高いことを意味します。
実際の使い方です。
作業強度に適したWBGTの基準値が示された表を次に示します。
作業強度は安静時を0として、作業内容により4段階に分けられています。
また、熱に順化しているかどうかによっても基準値が変わってきます。熱に順化していない場合は、順化している場合よりも1℃から5℃基準が厳しくなります。
また、作業する際の衣服によりWBGTを補正する必要があります。蒸気不浸透性のつなぎ服はなんと11℃もプラスしなくてはなりません。
衣服にも気を使わなくてはならないことが、ここから分かります。
作業によりWBGTの基準値が違うので、それ以下の数値になっているか職場のチェックをしましょう
WBGTを下げる工夫を
さて、次に行うべきはWBGTを下げることにより熱中症をおこすリスクを下げることです。
WBGTが上がる要因は気温と湿度にあるわけですから、気温と湿度を下げるにはどうすればよいかを考えれば良いのです。
例えば、
・冷房機器をつける
・風通しを良くする
・直射日光を受けないように遮蔽物を作る
などがあります。
また、衣服や熱への順化にも気を配りましょう。
対策を立てたら、WBGTを測定して効果があったかどうかチェックしましょう
WBGTについて まとめ
WBGTとは暑さ指数で、熱中症のリスクを表すもの。
温度と湿度が高くなるとWBGTも高くなる。
作業場のWBGTを測定し、基準を越えている場合は、下げるような対策をたてましょう。
ここまでの知識があればWBGTについてはバッチリです!
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